読み語り(6月8日)
- 公開日
- 2012/06/08
- 更新日
- 2012/06/08
図書ボランティアより
8日(金)、図書ボランティアの上野さん、松田さんが来校されて6年生に読み語りをしてくださいました。
6年1組(担任:小山教諭)の教室では、上野さんが「しゃっくりどろぼう」という、犬が「お犬様」と言われていたころのお話を紹介されました。江戸時代には実際に「生類憐れみの令(しょうるいあわれみのれい)」を出して動物をほごしたことから「犬公方(いぬくぼう)」と呼ばれた将軍もいました。社会科で歴史の学習をしている6年生にとって、内容も興味深いお話でした。
犬が道の真ん中を歩き、人は道端を歩いていた時代のこと・・・
犬たちは、泥棒を10人捕まえると称号がいただけて、金の犬小屋に住む事が出来ました。主人公の犬「クロ」は10人目の泥棒から、しゃっくりを移されます。そのしゃっくりはいつまでたっても止まりません。きつねから「泥棒からでたしゃっくりは、珍しいので大切にするように」と言われるのですが、そのどろぼうしゃっくりがクロの口から飛び出し殿様の口に入ってしまいます。あわてたクロが殿様に飛び掛かると、怒った殿様は、大切にするはずの犬(クロ)をたたいてしまうのです。
庶民(しょみん)に、犬を大切にしなかったら罰を受けさせると命じた殿様自身が、その掟(おきて)を破ってしまう・・という風刺(ふうし)を込めた笑い話です。
6年2組では、松田さんが「かみなりむすめ」を紹介してくださいました。