学校日記

金環日食までのカウントダウン  (1)

公開日
2012/05/12
更新日
2012/05/12

校長室から

 5月21日(月)の朝、九州・トカラ列島から福島県南東部にかけての日本の太平洋側の広い地域で、太陽がリング状に欠けて見える「金環日食(きんかんにっしょく)」という珍しい天文現象が起こります。
 「日食」は、太陽の手前を月が横切るために、太陽の一部または全部が月によって隠される現象のことです。
 月の軌道は、正確な円を描いておらず、楕円(だえん)なので、地球に近い時と遠い時があります。
 月が地球に近い時には見かけ上大きく見え、太陽を全部隠すことができます。これが「皆既日食」です。あたりはかなり薄暗くなります。
 月が地球から遠い時は、見かけ上小さく見え、太陽全体を隠しきれません。そこで黒く見えている月のまわりに太陽の端がはみ出してぐるりと輪(わ)を描いて見えます。これが「金環日食」です。ちょうど金の指輪に見えますね。
 皆既日食の開始・終了の瞬間に見られる現象が「ダイヤモンドリング」と呼ばれるのに対して、金環日食の輪は「ゴールドリング」と呼ばれます。また、金環日食の時には、皆既日食の時のように、辺りはほとんど暗くならないそうです。
 
 J-popで有名なDREAMS COME TRUE (通称 ドリカム)の「時間旅行」という曲の中に次のような歌詞があります。

  指輪をくれる? ひとつだけ 
  2012年の金環食まで待ってるから 
  とびきりのやつを 忘れないでね  
  そうよ 太陽の指輪(リング)



5月21日の朝、晴れたらいいね!