学校日記

12月10日(土)に赤い月が・・・

公開日
2011/12/09
更新日
2011/12/09

校長室から

 明日、12月10日(土)の夜に「皆既月食」が起こります。ご存じのように、月は太陽光を反射しているので輝いて見えます。「月食」になると、太陽−地球−月が一直線に並んで、月が地球の影に入ることで暗くなり、まるで月が欠けてしまったかのように見えます。
 特に「皆既月食」は、地球の影の中に月がすっぽりと入ることで起こる現象です

 12月10日の月食は、晴れていれば、日本全国どこででも、始まりから終わりまでを見ることができます。
 「月食」は21時45分ころに始まります。月は徐々に欠けていき、23時06分には、地球の本影の中にすっぽりと入ってしまいます。これが「皆既月食」の始まりです。
 子どもたちは、「月が自ら光っていないこと」を知っています。影に入ると真っ暗になると誰もが予想します。ところが、地球のまわりにある大気がレンズのような役目をして、波長の長い「赤い光」だけを屈折させます。このかすかな「赤い光」が影の中にある月を照らすので、皆既中の月は「赤い月」になるのです。ただ月の色は、黒っぽかったり、赤かったり当日の大気中の成分によって左右されるので、実際の月を見るまでわからないそうです。

 貴重な天体ショーについて紹介しましたが、現象が始まるのが子どもの就寝時刻をとっくに過ぎているため、「夜ふかしのススメ」をしているようで、少々気が引けるのですが、もしチャンスがあったら観察してみてください。天気予報では、10日(土)の夜は気温がぐっと下がるそうですので防寒対策もお忘れなく・・・