修了式とドングリ植樹
- 公開日
- 2012/03/16
- 更新日
- 2012/03/16
はたとうの風
6年生は他学年より一足早く学年の勉強を全て終えて「修了式」を行いました。19日(月曜日)は、いよいよ義務教育の第一段階を終える「卒業式」を行います。
今日の修了式では、2010年5月22日に植えたドングリの木を示して、ドングリの話をしました。
「ここに持ってきた、この木。生物多様性の日に合わせて、5年生の君たちに植えてもらったクヌギというドングリの木です。その時は、約20センチの大きさでした。みんな、アイム・ドングリーと言って笑っていましたね。2年間で、80センチぐらいに生長しました。
ドングリの木を植えたのは、緑を増やそうという運動があったからです。
特にドングリの木はとても強い木で、生命力があります。そして木も実も、落ち葉も人の生活の役に立つ木です。ドングリの木が多いところでは他の生き物もよく育ち、生き物が増えます。ドングリの木を山に植えて、山を生き返らせようという運動もあるほどです。
さらに、ドングリ同士は根をからませて支え合い、弱っている仲間の木があると、養分を送って助けることもあるそうです。
みんなには、ぜひこのドングリのような強くてたくましい力、役に立つ力、助け合う力を身に付けてほしいと思います。それが『ドングリパワー』。
この鉢に植わっているドングリの木がもっと大きく育ち、ドングリパワーが強くなるには、このままではダメです。では、どうするとよいでしょうか?
そうです、もっと広い場所に、仲間の木と植えてあげなければなりません。
みんなも同じです。だから中学に行くのです。中学に行って、「ドングリパワー」のパワーアップをさせるのです。
花を支えるのは枝、枝を支えるのは幹、その幹を支えるのは根っこ。
根っこをしっかりしないと、ドングリパワーは出ません。中学で、根っこを広くしっかりはる努力をしてください。
この木は、森の教室の看板の後ろに植え替えましょう。
これから、みんなと同じように大きく育っていくと思います。学校に来る時があったら、ドングリの木の生長を見に来てください。みんなの成長も楽しみにしています。」