学校日記

宇宙への憧れ

公開日
2011/11/13
更新日
2011/11/13

はたとうの風

【真ん中に置いてあるお釜のようなものが、はやぶさが届けたカプセル※です】
※レプリカ

今日の「教育市民フォーラム」では、國仲先生と三谷先生が、分かりやすい映像を使って、惑星探査機「はやぶさ」が星のかけらを地球に持ち帰ってきたことや宇宙への挑戦についてお話してくれました。

15世紀から16世紀にかけてヨーロッパ人が、大型帆船を使ってインドやアジア・アメリカ大陸に海外進出をしていった「大航海時代」が、今、宇宙に向け「大宇宙航海時代」として新たに始まっているという話は、子どもたちだけでなく大人もワクワクさせてくれるものでした。
現在、開発が進んでいる宇宙船も、電力セイルという幕面太陽電池を使っていて、まるで宇宙帆船のようでした。50メートルのセイルを遠心力を使って宇宙空間で広げ、太陽系全域を宇宙航海することを目指しているそうです。

イオンエンジンや探査機の開発にあたっては、大学院の学生たちの研究が大きな力になったという話もありました。
今日、先生たちの話を通して「宇宙」への夢を持った子どもたちの中から、さらに大きな志を抱いて宇宙開発にかかわっていく子がいるでしょう。

〈國仲先生のメッセージ〉
・決まった未来はない。
・未来は創るものである。
・もう一つ、挑戦しなくては未来は拓かない。挑戦なくして、未来はない。
・プラスの応援だけでなく、批判なども負(マイナス)の応援と考え、刺激されて頑張った。あきらめないこと。


下の写真は、講演会に続いて行われた「宇宙オモシロ大発見」の発表場面です。
子どもたちが思い描いた宇宙は、楽しいことがいっぱいある場所でした。夜空には無数の星があり、子どもたちが望むような世界がある可能性もあります。
大航海時代によって東西の文明文化の国際交流があったように、大宇宙航海時代の幕開けによって、『宇宙交流』が始まるかもしれません。新しい技術の開発、新しい物質の発見、新しい世界の発見、新しい生命体との出逢い…。

30年前、学校で流行した歌が思い出されました。
ー未知という名の船に乗りー

未知という名の船に乗り
勇気と言う名の帆をはって
愛と言う名の舵をとり
僕らは漕ぎ出す冒険者