学校日記

尾木直樹氏の講演会に参加して

公開日
2011/11/11
更新日
2011/11/11

PTA広報部

10月29日(土)、第67回東海北陸ブッロクPTA研究発表会の全体会記念講演が、愛知県体育館で行われ、PTAの代表として参加してきました。講師は、尾木直樹氏で、「尾木ママ流‘子育てと教育は愛とロマン’」というテーマでした。心に残ったことをお知らせします。

 皆さんは、日々子育てをする中で、このように思うことはないでしょうか。「言い過ぎたかな…」「叱るより怒ってしまったのかな…」私の場合、親である私自身が凹んだり、反省したりすることもしばしばです。尾木ママ流子育てには、子どもの目線に立つ、「大丈夫?」と聞かない、ほめてやらせる、頭ごなしに叱らないなど、ハッとさせられることばかりでした。一緒に講演会に来ていたお母さん方と、帰り道は反省会になりました。私だけではなく、多くの母親が悩み、時には自信をなくしてしまいがちですが、尾木ママは、「人間は一生成長するものと考え、今からでも子育てをあわてることはない」と言われました。親は生まれながらにして親ではなく、子どもと共に成長していくものかもしれません。大人になっても日々成長なのですね。長男の子育てからもうすぐ14年になる私ですが、まだまだ成長過程にあるのだと今回の講演で実感しました。このような経験を与えていただきありがとうございました。(母代)

 ユーモアあふれるお話の中にも、
・ 草食系男子の割合は、ある調査では85%に達する。付き合っている人がいない割合も48%いる。興味を感じない若者が17%で、植物系化を感じる。
・ 子どもが親の表情を読む。母親が笑っていると、75%の幼児が母親の近くにあるものに興味を示して手を伸ばすが、怒っていると0%になる。
・ 北大の調査では、13歳のうつ・そううつは10.7%、孤独を感じる割合は30%いる。
など、具体的な数値が示され、今の子どもたちの様子がよりよく分かりました。教員も子どもたちと十分に触れあい、ほめながら子どもの心に変化が起こるようエンパワーメントし、子どもたちの心に元気を持たせることができるよう努める必要性を再確認できました。(教頭)