「音」の力
- 公開日
- 2011/10/14
- 更新日
- 2011/10/14
はたとうの風
ミュージカルが始まる前、劇団:星のしずくの人たちが「音」の働きを楽しく教えてくれました。
「動きだけでは、何かもの足りませんね。」
「それでは、こんな音をつけてみましょう」
と、いろいろな楽器を使って音を出してくれました。すると、同じ動きなのに、コミカルな感じになったり恐い感じになったり…。
音が雰囲気を作り出し、人の見方や感じ方を変えてしまうことがよく分かりました。
また、こんなことも。
人から人へ箱を渡します。その時、BGMとしていろいろな音楽を流して、どんなものを渡しているかを想像するゲームです。
最後に先生たちが登場しました。舞台に上がったI先生からT先生に箱が手渡されます。この時、何とも言えないロマンチックな曲がかかると、さっきまで、ヘビだとかピストルや毒だと言っていた子どもたちは、( )や( )!と愛のプレゼントにころりと変わりました。
音楽によって、渡すものが違って感じられるのです。音楽が人の心を動かし、音楽には人の気持ちやイメージを変えてしまう力があることを楽しく味わわせてもらえました。
こうしたワークショップが終わり、いよいよミュージカルの始まりです。
まずはじめに、劇団の人から、
「みなさん、今から始まるミュージカルの中では、音が人の動きや場面の雰囲気作りにうまく使われています。そういうところもよく見ていてくださいね!」
と、鑑賞の視点の一つに演出の工夫があることを聞きました。
今回の演劇鑑賞は、音の効果についても学べるよい機会になったと思います。ー続くー