はたとうの風7号 『凛とした美しさ』
- 公開日
- 2010/10/16
- 更新日
- 2010/10/16
はたとうの風
2日の運動会では、はつらつとした子どもたちの姿が運動場いっぱいに広がり、猛暑の中で練習を重ねた各学年のリズム運動や組体操の演技は、最高の出来映えでした。これもひとえに大勢の皆さんの温かい応援のおかげだと心から感謝申し上げます。
子どもたちの精一杯に頑張る姿に接し、二十数年前のある光景が思い出されました。
10月10日体育の日、運動会です。「船が出るぞー!」「オーッ!」太鼓のドンコ、ドンドンドンという力強い音に合わせ、3年生120名によるソーラン節の踊りが始まりました。
この踊りのポイントは足を大きく開いて腰を落とすこと、全員で同じ動きをしてまとまるところです。私は指揮台に立ち、鉢巻きをしめ法被を身にまとって踊る子どもたちの姿を見ていました。
いつにも増して全身を使っている子どもたち。みんな威勢のいい声を出しています。その中で、S男の姿が目に止まりました。鉢巻きが下がり、片目を覆っています。しかし、彼は鉢巻きに手をやることなく、指揮台の私を見つめて一心に踊り続けました。
(みんな、本当によくやっている)
子どものひたむきな姿に心が打たれて涙が出ました。
組体操を終えた5年生と6年生の体には、運動場の砂がいっぱい付いていました。演技に集中し、やりきった表情は誇らしげで、これまでで一番たくましく見えました。
これからも子どもたちが活躍できる様々な活動を予定しております。子どもたちには得意な分野で力を伸ばし、さらに苦手なことも克服して頑張ってほしいと思っています。
私たちも、下の「秋になると」の詩にあるように、その子の「いい様子」を引き出し、一人一人が(見てちょうだい)と自信に満ちた姿でひかることができるよう努めてまいります。
秋になると —工藤直子—
秋になると
木の実は うれしくなる
いちばん いい様子をして
(見てちょうだい)と
あっちこっちに 声をかける
そして 自分から
ひかりはじめる