9月19日 スタディーツアー(8月4日)名古屋市中央卸売市場見学報告1/3
- 公開日
- 2017/09/19
- 更新日
- 2017/09/19
お知らせ
夏休みに、水野中、西陵小、水野小に在籍する生徒と児童の親子を対象に「食のスタディツアー」を開催しました。8月4日は、名古屋市中央卸売市場本場にて「命のつながりと食の安全」について学ぶコースでした。
午前中は、タコにまつわる体験と海産物についての講義がありました。
見慣れた茹でタコには抵抗なく触ることができても、生きたタコを前にすると、ほとんどの児童生徒たちが悲鳴を上げ、後ずさりをしていました。動き回るタコに恐る恐る近づいて、その肌触りや、触れることで体色が保護色に変化する様子などを確かめた児童生徒たち。「ぬめぬめしている」「ぷにぷにして気持ちいい」と様々な感想が飛び交っていました。
時間の都合上、親子でタコをさばく体験をすることは叶わず、お魚マイスターの神谷さんがさばく様子を間近で見学することになりました。タコの身に包丁が入り解体されていく生々しい光景に、児童生徒たちは涙を浮かべたり、顔を強張らせながら「かわいそう」とつぶやいたりしていました。さっきまで動いていた生物の命が目の前で絶たれ、動かなくなる。親子がそろって言葉を失う姿を横目に、神谷さんは包丁を動かしながら「食べるってこういうこと」とおっしゃっていました。命の重みをひしひしと体感する瞬間でした。
解体されたタコの体からぬめりを取るための「塩もみ体験」では、何回揉んでも、ぬめりが落ちずに苦労していました。ここで完全に落ちていないと、茹でた時に身がぼろぼろになるとのこと。協力し、一生懸命作業に励む児童生徒たちの姿がありました。