学校日記

1月17日 2年生マナー講座

公開日
2017/01/17
更新日
2017/01/17

学校日記

6時間目に2年生は、職場体験に向けてマナー講座がありました。一般企業の新入社員などにも社会人としてのマナーを教えてみえるプロの講師の竹井先生をお招きして指導していただきました。

まずは生徒同士ペアをつくるところから始めました。

「必ず『はい』と大きな返事をしてから行動すること」「挨拶や返事は相手の目を見て行うこと」「ペアは仲良し同士で組まないこと」「てきぱき動くこと」など、基本的なことを教えていただきながら取り組みますが、なかなか最初からうまくできません。さらに、「どうやって声をかけてペアを組むのか、そのときの対応はどうしたらいいのか」「ペアになれなかったらどうしたらいいのか」「ペアになれない生徒にまわりはどうやって対処すればいいのか」など、自分で考えることの大切さの指導を受けながら、何回もペアを組み直しました。

「はい」というみんなの返事もだんだん大きく、そろっていきます。「失礼します。ペアを組んでいただいてよろしいでしょうか。」「よろしくお願いします。」大きな声が体育館のあちこちで響き始めました。

何回もペアを組み直す中で、「瞬時に自分で考えて判断し、行動に移すことの大切さ」、「気持ちは行動に表れること」、「自分さえ良ければいいということではなく、ペアを組めないでいる周りの子にも気を配ることがマナーにつながること」など、とても大切なことをいくつも教えていただきました。

今日指導していただいたことは普段から学校でも指導されていることですが、なかなかここまで徹底することはなかったかもしれません。しかしこれは、社会ではそのまま人からの評価につながる、つまり、「すてきな大人」になるために大切なことであるということが少しは理解できたでしょうか。

普段から部活動や家庭で厳しい指導を受けている生徒は今日の指導はそれほど厳しいこととは感じなかったかもしれません。逆に今日の指導が厳しいと感じた生徒は、ぜひ普段の生活をしっかりと振り返り、何をしたらいいのか自分で考えて生かしてもらいたいと思います。竹井先生は講座の後に、「とても面倒なことを繰り返しやらせても、だんだん動きや声が良くなっていった。とても素直で、すがすがしい生徒さんたちばかりで感心しました。」と、おっしゃってみえました。

今日の講座は、職場体験に行くための特別な時間であったのでなく、「すてきな大人」になるためにとても大事なことを教えていただいた時間であったと思います。

また、今以上に元気な挨拶や返事が飛び交い、はつらつと行動し、すべての生徒がみんなのことを思いやりながら生活できる学校はとても素晴らしいと思いませんか。まず、明日からできることに取り組んでみましょう。