学校日記

「決める力と生き抜く力」を高めるには2

公開日
2013/01/18
更新日
2013/01/18

PTA活動

 本日10時より瀬戸市小中学校PTA連絡協議会研修会が文化センターで開催され、本校PTAからも大勢の皆さまが参加されました。

 開会行事の後、東明小学校PTAの研究発表がありました。「PTA活動の中に親子で活動する機会を設けることにより、コミュニケーションが深まり、家庭教育力が強化する」という研究仮説に基づいた興味ある発表でした。

 引き続いて行われた講演会では、金沢工業大学虎ノ門大学院教授の三谷宏治氏が
  
 子どもたちの 決める力と生き抜く力を高めよう
    −親も子も幸せになる子育て−

と題して、聞きやすくわかりやすいお話をされました。

 大学生や社会人になっても自分で決められない若者が多い原因
 
 o決める必要がない← 親が決める。無尽蔵に与えられる。
 o決めるのが怖い ← 人と同じが良い。決めることで他を捨てることが怖い。
 o決め方を知らない← どこも教えない。親も不得意。 

 と分析し、子育てに必要なことは、自分で決める姿勢と力であるとして
  
 o決める必要を作る← 親が決めない。お小遣いを絞る。
 o決めるのを楽しくする← 人との違いをほめる。イベント化で楽しくする。
 o決め方を練習させる ← やりたいことで練習。大事なことを問う。

 について、三谷家の3人の娘さんの子育ての実践を通してわかりやすく話をされました。

 子育ての成功は、子どもが自立すること。子どもがそうなるために

 o与えるものは     ヒマ 貧乏 お手伝い
 o親に求められるものは ガマン 対ジジババ戦 子離れ 

 以上のようにまとめられました。

 子育てだけでなく、学校教育にも相通じる部分がたくさんあるお話でした。
 講師の三谷氏の著書もありますので、詳しく知りたい方はそちらを参考にしてください。

写真上 舞台左の前列いちばん左は本校PTA会長さんです。連絡協議会の副会長を務められています。