学校日記

「素直な心が才能を伸ばす」

公開日
2012/07/06
更新日
2012/07/06

一般連絡

 日本を代表するフィギアスケートコーチである山田満知子氏のお話を聞く機会を得ました。タイトルは、その講演の演題です。

 山田コーチいえば、古くは伊藤みどり選手、現在の浅田真央選手、村上佳菜子選手など数多くの世界の頂点を争う選手を名古屋で育ててきた方です。それぞれ個性が大きく違うこの有名な3選手の様子を中心にお話されました。もっとも近くで彼女たちを見続けてきた方ですので、聞いていてとても納得できるものでした。

 選手を育てるときのモットーは、(選手が幼いときは特に)自分自身がその選手のことを真剣に考え、選手の動きに対してオーバーアクション気味に気持ちを伝えるようにしているそうです。
 自分がよい指導者であるとするならば、その要因はプラス思考に物事を考えることや自分を磨くために努力することでしょうか。そうすることで選手たちは、自分のことをいつかわかってくれるようになったとのことです。
 
 試合でうまくいかなかった選手に対しての声かけはという問いに対しては、子供は試合にはみんな必死で取り組むので、そんな時はとてもかわいそうに思う。成功させるには、練習で自信をつけるしか道はない。毎日の練習の積み重ねしか道はないことをわかるようにしている。というお話でした。これから試合やコンクールに臨む生徒諸君にはぜひ聞かせてあげたい話です。

 コーチ歴が50年近くなる方ですが、とても若々しい方でした。いつも心をクリーンにして、プラス思考をして、今が人生の中で最高という気持ちでいるそうです。それが、その秘訣でしょうか。