8月15日によせて
- 公開日
- 2013/08/15
- 更新日
- 2013/08/15
学校生活の様子
8月15日(木)
私事で恐縮ですが、昨日は、久しぶりに姉家族と共に実家に集いました。この時期に集うと毎年同じ話題が二つあります。
一つは母が戦時中、今の東郷町と岐阜県海津町の親戚の家に疎開した話です。名古屋市に住んでいた母の兄弟姉妹何人かが知り合いを頼って子どもだけで疎開しました。子どもながらに様々な人間模様で苦労をした話を毎年聞いていますが、戦争について考えさせられる少々重い話です。
二つ目は、私が小学校5年生の秋まで住んでいた名古屋市港区の話です。台風が来るたびに床下浸水や床上浸水に怯えていました。大きな台風の時には近所の水道局の建物に避難しました。床上浸水の後の畳の片付けが大変であったことを今でもよく覚えています。
今年は各地で「これまでに経験したことのない大雨」と表現され、日本各地で水の被害を受けているニュースを毎日のように見ました。尊い命が奪われたり住んでいる家が被害にあったりしています。水の引いた後の家を片づける様子は、私の小学生の頃のいやな記憶と重なり、心が沈みます。被害にあわれた方々には心よりお見舞いを申し上げます。 一日も早い復興をお祈りします。
自ら望まない圧力や自然災害などの様々な要因によって乱されることのない今の幸せな生活を、8月15日と自然災害の多くおきるこの時期にゆっくり考えたいと思います。
(高木)