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無財の七施(むざいのしちせ)

公開日
2012/09/05
更新日
2012/09/05

ニュース

 財=お金や物  施=施す(ほどこす)こと

 「たとえ、お金や物を持っていなくても、人は周りの人間に7つのものを与えることができる」という仏教の教えです(因みに私は仏教徒ではありません)。

・眼施(げんせ):優しい眼差しで人に接する〔相手を思いやる心で見つめると、自然に優しい眼差しとなり、安心させることができます〕。

・和顔悦色施(わげんえつじきせ):にこやかな顔で接する〔人生には腹の立つこともありますが、暮らしの中では、いつも笑顔を絶やさない様に心がけたいものです〕。

・言辞施(ごんじせ):優しい言葉で接する〔相手を思いやる優しい言葉や日常のあいさつ,感謝の言葉などを大切にしていきたいものです〕。

・身施(しんせ):自分の身体でできることを奉仕する〔「重い荷物を持ってあげる」「困っている人を助ける」といったことを実行に移していきます〕。

・心施(しんせ):他のために心を配る〔心底から、共に喜び、共に悲しむことができ、他人の心の痛みや苦しみを自分のものとして感じ取ります〕。

・床座施(しょうざせ):席や場所を譲る〔座席や場所だけでなく、全てのものを分かち合い、譲り合う心が大切です〕。

・房舎施(ぼうじゃせ):自分の家を提供する〔実際に家に泊めなくても、急な雨の時に家の軒下を提供したり、傘を差し掛けたりする行為も同じです〕。

 『一日一善!!』

 「1日の中で、たとえ一施でも実行に移していかなければ…」と反省しています。