命と自然の1000人トークライブ
- 公開日
- 2011/06/25
- 更新日
- 2011/06/25
行事
本日(25日)、アウトドア派タレントの鉄崎幹人(てつざき・みきひと)さんをお招きし、『命と自然の1000人トークライブ』を開催しました。
本校の体育館は、フロアー部分が、普通の小学校の約1.5倍あります。それに加え、2階にはギャラリーも…。
鉄崎さん自身も、「こんなに集まってくれるとは思っていなかった」と感想を述べてみえましたが、ほぼ満員の大盛況でした!!
梅雨の合間の晴天は良かったのですが、この地方の特有の蒸し暑さがあり、恐らく不快指数は80を超えていたのではないかと想像します。
そんな中、鉄崎さんのトークライブは1時間以上も続きました。
聴衆は小学校1年生から大人までという、普通では考えられないライブです。
でも、とても内容の深いライブで、会場にいる全員が、見事に引き込まれていました。
「生物多様性」「絶滅危惧種」「熱帯雨林」「マングローブ」等など、難しい言葉も一杯出てきましたが、小学校低学年でも充分に理解できるように説明していただきました。
また「両生類」「爬虫類」の違いなどについてもとても分かりやすく…。
子どもたちにとって、スナメリの映像は、かなりインパクトのあるものだったと思います。
何気なく捨てられたビニル袋などが、川を通って海に流れ着き、スナメリが、それを餌と間違えて食べてしまう。そして、それがお腹に溜り、最終的には命を落とすことに…。
私たちが生み出している生活排水が、川の水を汚し、その川が辿り着く海を汚してしまいます。
汚れた海には大量のプランクトンが発生し、海の中は酸欠状態になり、海洋生物は死んでしまいます。
このライブを通して、子どもたちも大人たちも、たくさんのことを学びました。
でも、「学んだことを実践に移して欲しい」というのが、鉄崎さんの願いだと思います。
毎日の生活の営みで、ゴミをゼロにしたり、生活排水をゼロにしたりすることはできません。
でも、ゴミを減らしたり、生活排水を減らしたりすることはできると思います。
鉄崎さんは、「給食を残さずにきれいに食べることにより、水を少しでも汚さずにすむんだよ」とも話してくださいました。
陶原小の603名の子どもたち、30数名の教職員、そして462世帯の家族の皆さんの努力と心がけで、たくさんの尊い命を救っていきたいものです。