「叱る」と「怒る」の違いは…
- 公開日
- 2011/04/13
- 更新日
- 2011/04/13
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毎週土曜日の中日新聞・朝刊に「先人たちの名語録」というコラムが載ります。作家・童門冬二さんが担当している記事で、毎週、楽しみにしています。
徳川家康に仕えた本多正信が、声をあげて部下を罵る家康を見かねて、次の様に言ったとのこと。
「殿(家康)が、お前に大きな声を出されたのは、決しておまえが憎くてそうされた訳ではない。おまえの能力を見込んで、末永くお使いになろうとお思いになるからこそ、耳に痛いことをおっしゃったのだ。つまり、愛情を込めてお叱りになったのだ。憎くて声を出すのは怒るということだ。この違いをわきまえろ。」
簡単に言えば、『愛情』があれば「叱る」ことになり、『憎しみ』があれば「怒る」ことになるということです。
これは、私たち教職員,保護者の皆さん、そして子どもたちの周りにいる全ての大人にとって大切な戒めになるものと思います。
私たちは「怒る」のではなく、「叱る」ことを心がけていきます。
もし、ご家庭でお子さんが、「今日、○○先生に怒られた。もう、あの先生なんか大嫌い」とか「□□先生は、いつも怒ってばかり。本当に嫌な先生」等と言ったときに、「先生は、あなたに期待しているのよ」とフォローしていただけると大変に助かります。