記事

水無瀬歩道橋の利用について

公開日
2010/04/17
更新日
2010/04/17

緊急連絡

 この10数年のようですが、「水無瀬会館」方面から通学している児童は、朝は「歩道橋」を、帰りは「横断歩道」を利用するという登下校を続けているようです。

 校内では、「今から何年か前に、歩道橋南西の場所で、工場から出てきた車と児童が接触する交通事故があり、それを機に、車の出入りが無い朝は『歩道橋』、車の出入りが多くなる下校の時間帯は『横断歩道』を通る…という指導が始まった」という申し送りがなされてきました。

 また、そのような下校方法を取らせるために、横断歩道を後からつくってもらった…という話もあります(正確ではないかも知れません)。

 子どもたちの中には、「○年生になったら、歩道橋を使ってもいい」といった話があるようですが、実際には、「帰りは全学年、歩道橋を使わずに横断歩道を通る」というのが、この10数年間変わらない約束のようです。

 以上の様な決まりがあり、歩道橋を通って帰る児童を見れば、私たち教職員は注意しなければなりません。しかし、よくよく考えてみると、安全なはずの歩道橋を「通るな」というのもおかしな話です。

 実際に1年生の児童を引率しながら下校してみると、次の様な問題点もはっきりしました(以前からもご指摘はいただいていたようですが…)。

 2番ホームの子どもたちは、西門を出て県道まで下り、左に曲がってから1つ目の横断歩道を渡ります。この横断歩道は、青が比較的長く、渡る面ではそんなに問題はありません。でも、歩道橋下のスペースが小さくのと,渡り切った場所も非常に狭いので、わずか10人程度でも、歩道を塞いでしまいます。

 その後、西に向かって2つ横断歩道を渡ります。青になってすぐに走れば、何とか10人程度なら渡り切れますが、列の最後の方の子どもたちが渡る頃には信号が点滅しています。

 先ずは1つ渡って中間点で待機できるよう、21日からその場所の拡張工事が始まるように聞いておりますが、「走って一気に2つの横断歩道を渡りたい」という子どもたちの気持ちが分からなくもありません。

 以上、文章での説明ですので大変にお分かりにくいと思いますが、教職員からは、「登下校ともに歩道橋を使わせたらどうだろうか?」という意見も出ています。

 本日(17日)開催された常任委員会では、その意見に賛同が得られました。

 後は、できるだけ多くの保護者の皆さん,同じく地域の皆さん(特に、下校の見守りを続けていただいている老人会の皆さん)の意見を伺い、「これまで通りにするのか」、それとも「上記の様な案に変更するのか」を決めていきたいと思います。

 道路を歩く(渡る)以上、危険を皆無にすることはできません。どちらがより安全かを考えていく必要があります。そして何よりも、子どもたち一人一人に、「危険を察知したり、回避したり」する力を身に付けさせることが肝心です。

 1日も早くより良い決断を下すためにも、皆さまのご意見を頂戴したいと思います。「連絡帳」「学校のEメール」「電話」等で意見をいただければ幸いです。

 なお、本件に関する学校窓口は教頭です。宜しくお願い致します。