7月号
- 公開日
- 2011/11/18
- 更新日
- 2011/11/18
小学校からこんにちは
7月 小学校からこんにちは
世界一の頂点にたった、女子サッカーのなでしこジャパン。点を取られても自分たちの勝利を信じ、あきらめずにがんばったアメリカとの決勝戦。その姿に日本中が感動しました。思わず涙がでるほどの感動を覚えました。
今年は、例年になく早い梅雨明けとなり、連日うだるような暑さで、身体にとっては大変な時期になってきました。小学校は20日で1学期が終了。毎日一生懸命に生活している子どもたちの姿をたくさん見ることができた1学期でした。そして、地域の皆様方には、その子どもたちを温かい気持ちで見守ってくださり、事件事故もなく終了することができましたこと、感謝申し上げます。ありがとうございました。夏休みの間は、子どもたちが、家庭や地域にかえって生活します。健康でそして安全に毎日を過ごしてほしいと思います。
大震災から4カ月余り。東北地方の復興の兆しは確実に歩んでいる状況がニュースなどから伝わってきます。しかし、原発の問題など不安定な状況が続いています。一刻も早く、元の状態に戻れることを願っているところです。そんな中、4年生は魚の授業で給食のメニューの“鯖の銀紙焼き”が震災を受けた岩手県で作られていることを知りました。そして、会社が津波で被害を受け、鯖の銀紙焼き”をつくることができないことを知って子どもたちは、励ましの手紙を書きました。その作文を紹介します。
“私は、魚の勉強をして皆さんがどんな思いで魚の料理をしてくださるのかがわかりました。これからは魚の気持ちを考えながら食べたいと思います。魚には命や魚に関わる人の気持ちが入っていると思いました。授業で、津波で鯖の銀紙焼きを作れないと聞きました。工場の皆さんも本当に頑張ってください。
一日も早く鯖の銀紙焼きが作れることを願っています。早く、食べたいです”
授業を受けて、毎日食べている食事が、多くの人の苦労、努力で作られていること、そして生きているものの命を奪って、私たちが成長し、生きていくことを知ります。今まで嫌いであったものも、少しずつ食べていくことができるでしょう。そんな気持ちを垣間見る思いで全員の作文を読み終えました。
— がんばれ日本 がんばれ東北 —
−なでしこジャパン、大きな感動をありがとう−
“朝ごはん 自分のからだの スイッチだ” 7月 食育元気カレンダーより
平成23年7月
西陵小学校長 長 江 保 広