学校日記

◆八幡小の歴史(平成17年度  5)

公開日
2014/03/30
更新日
2014/03/30

校長室から

 平成17年度は八幡小学校が「キャリア教育」をスタートさせた記念すべき年でもありました。
 瀬戸市におけるキャリア教育は経済産業省の委託を受けて、商工会議所が中心となって推進したのがはじまりでした。八幡小学校は市内の小学校でもその先駆けとなってキャリア教育を導入しました。
 キャリア教育元年となったこの年は、PEC産業教育センター(岐阜市)より山田主任研究員を講師に招いての「トヨタ式カイゼンセミナー」をはじめ、国際通貨や取引などの貿易をテーマにいかに利益をあげるかを工夫するトレーディングゲーム(貿易ゲーム)、自分の夢を実現するための将来設計について考える「ドリームマップ」などネーミングからもわくわくするような新しい授業が登場しました。こうした活動はおもに誕生して間もない「総合的な学習の時間」を利用して展開されました。
 そして5年生が取り組むキャリア教育として「お店を出そうプロジェクト」も立ち上げられました。
 このプロジェクトは、菱野団地商店街にある空き店舗を借用して、1日限定で子どもたちが運営するオリジナルショップをオープンさせて、図工や家庭科の授業で制作した小物を販売するという企画で、商品開発から制作、価格設定、販売、店舗の内装・外装の工夫にいたるまで子どもたちによって進められるものでした。
 こうした体験は5年生だけでなく、環境教育の中で、食用油の廃油から石けんができることを学んだ6年生が公民館まつりで「手づくり石けん(エコ石けん)」を、また、学級園で栽培した野菜や果物を、PTA行事の「ふれあい遊ingサタデー」にあわせて販売したりしました。