学校日記

きょうの給食(4月23日)

公開日
2013/04/23
更新日
2013/04/23

きょうの給食

[今日のメニュー]

・じゃがいもののっぺい汁
・鶏照りのクリーム煮
・わかめごはん
・牛乳

 「のっぺい汁」とは、日本全国に分布する郷土料理の一つです。料理の際に残る野菜の皮やへたを刻んでイモや鶏肉、豆腐などといっしょに煮て、汁を残さず食べる目的で、小麦粉、くず粉、片栗粉などでとろみをつけているのが特徴です。
 地域によって使用する材料やとろみの加減などが大きく異なりますが、おもにサトイモ、ニンジン、コンニャク、シイタケ、油揚などをダシで煮て、醤油、食塩などで味を調え、片栗粉などでとろみをつけてあるのが共通点です。
 とろみのある汁が粘って餅のようであることから“濃餅”と書き、それを意味する「ぬっぺい」がなまって「のっぺい」になったようです。漢字にすると、“能平”や“野平”の字を当てることもあります。
 今日の給食では、里芋(サトイモ)のかわりにジャガイモが使用されていたので、このネーミングになりました。また、写真でもわかるように意外とさらっとした仕上がりになっていました。
 「鶏照りのクリーム煮」は“今月の応募献立”で、さくらんぼ学園の植田さんのレシピをもとに調理されています。鶏肉のから揚げ(オリジナルは照り焼き)に、アスパラガスやエリンギなどの野菜が入った美味しいクリームソースがかけられた一品で、私、個人的にはレギュラーメニューに加えてほしくなるほど気に入りました!
 「鶏照り・・・」に入っているアスパラガス。収穫してもどんどん新芽が出ることからギリシャ語の「新芽」を表す“アスパラガス”が名前の由来になったこの野菜には、栽培法の違いにより、「ホワイトアスパラ」と「グリーンアスパラ」の2種類があります。
 「ホワイト・・」は、芽が出る前に土をかぶせて光を当てずにそのまま育てたもので、缶詰に利用されることが多いです。一方、給食に登場する「グリーン・・」は特有の香りと風味があります。また、アスパラガスは「アスパラギン酸」という栄養素を多く含んだ野菜でもあります。
 新学期スタートからハッスルしすぎて、ちょっぴり疲れた人は、今日の「鶏照りのクリーム煮」のアスパラガスを食べて、少しは疲労回復したかな・・・