学校日記

性教育「わたしのたんじょう」 (2)

公開日
2013/02/07
更新日
2013/02/07

保健室より

 紙芝居「わたしのたんじょう」では、小さな小さな「精子」が、がんばって泳いで、ようやく「卵子」とめぐりあって、一つの生命がはじまります。
 お母さんとつながっているその生命は、やがて心臓、目、手などが形づくられていくこと、お母さんからたくさんのプレゼントをもらいないがら10ヶ月間、お母さんのおなかの中で生活するうちに、どんどん大きくなっていくことを子どもたちは知りました。
 胎児の成長過程を記録したカラー写真が提示されたり、聴診器で聞こえてくる心臓の音や出産した瞬間の赤ちゃんの泣き声などもスマートフォンで再生されたりするたびに、身を乗り出して話を聞く子どもたちの姿が印象的でした。
 稲垣養護教諭は、38億年あまりの地球の歴史の中で人類が誕生したこと、長い時間の中で進化したことを、赤ちゃんは10ヶ月というわずかな時間の中で成し遂げていること、クラスのみんな一人一人がお母さんから生まれてきたのは、‘奇跡の連続’とお母さんをはじめ、家族の努力があったことを話しました。

 この性教育の授業をとおして、“かけがえのない生命(いのち)”、それも自分だけでなく友だちの生命も大切にする子どもが一人でもふえてくれればと願いました。