学校日記

読み語り(12月13日)

公開日
2012/12/13
更新日
2012/12/13

図書ボランティアより

 13日(木)に6年2組(担任:水野教諭)で行われた上野さんの読み語りのようすを紹介させていただきます。
 上野さんがセレクトされた絵本は「おさる日記」(和田 誠:作  村上 康成:絵)でした。
 この作品は、夏休みに書いたことのある『アサガオの観察記録』のような絵日記スタイルでつづられた絵本です。ストーリーは次のようなものです。

 ぼくのおとうさんは船乗り。半年ぶりに帰ってきたおとうさんは、ぼくに小さなおさるをくれた。
 ぼくは おさるに「もんきち」と名前をつけてお世話をした。
 ぼくはもんきちとまるで兄弟のようにくらした。
 そのうちに、もんきちは積み木もできれば、自分でテレビもつけられる。キャッチボールだってできちゃう。もんきちは日に日におりこうになっていく。それだけじゃない。もんきちは だんだん毛が抜けてきて、人間の子みたいな姿になっちゃった。
 主人公のぼくは、学校の理科の時間に“サルが人間に進化した”と教えてもらったから、サルが人間になることもあるんだと納得してしまう。
 最後には、人間の言葉までしゃべるようになり、手づくりの洋服を着せてもらって、ぼくの弟になりました。
 ある日、寝ぼけまなこのぼくは、おとうさんとおかあさんの会話を聞いてしまいます・・・・

 お話の結末は、「あっ!」と驚くものでした。読み語りを聞いていた6年2組の子どもたちも予想もしない展開に、きょとんとしていました。

 私は「おさる」つながりで、映画「猿の惑星」(1968年 チャールトン ヘストン主演)の第1作のエンディングを思い出してしまいました・・・