読み語り(5年2組)
- 公開日
- 2011/05/24
- 更新日
- 2011/05/24
図書ボランティアより
この2日ほど雨降りですっきりしない日がつづきますね。子どもたちも思いっきり運動場で遊べなくてかわいそうです。
5月24日(火)の朝、図書ボランティアの原さんが来校されて、5年2組で読み語りをしてくださいました。今日の1冊は、落語絵本「しにがみさん」です。そのストーリーとは・・・
江戸の町、食べ物を買うにも困り、死んでしまいたいと思っていた男の前にある日、死神(しにがみ)があらわれます。
“しごとを世話してやる。医者をやれ。おまえは今日から、死神が見える。死神が枕元にいれば助からない。けれど足元にいれば助かる。呪文を唱えて手をたたけば、死神はいなくなる”。そうアドバイスして、死神は消えました。
医者の看板を出して、死神の話したとおりにやってみると、たちまち病人は元気になります。それから評判が評判を呼んで男はお金持ちになりました。
ところが贅沢ざんまいの生活をしているうちに、その男は、またもとの一文なしになってしまいます。困った男は、五千両に目がくらみ悪知恵を働かせ、死神との約束を破ってしまいました。
ある日、久しぶりに死神が男の前に現れてろうそくの火を見せます。
“長く燃えているろうそくがおまえの子ども、そのとなりの今にも消えそうな短いろうそくがおまえの寿命だ”と聞かされ、男はびっくりします・・・・
子どもたちは知らない間に、お話の世界に引き込まれていきました。さて、死神に目を付けられた男のその後はどうなったのか?
エンディングの1ページに子どもたちから思わず、ため息がもれました・・・