学校日記

ことばについて【5月13日 月曜 朝会 より】

公開日
2013/05/13
更新日
2013/05/13

学年や学級の活動

「どえらい」「でら」「おまはん」「おそがい」「いこまー」「もうやっこ」「いのく」「ぐろ」
この八つの言葉,いずれもこの地域でよくつかわれる言葉「方言」です。
今日は,瀬戸の言葉の話から,朝会が始まりました。
どえらい:すごい,おどろくほど・・・
でら:とっても,むちゃくちゃ・・・
おまはん:あなた
おそがい:おそろしい,こわい
いこまー:いこう
もうやっこ:いっしょにつかう,共同でつかう
いのく:移動する,どく
ぐろ:すみ(っこ),はし(っこ)【この写真でもあえて「ぐろ」に載せました】
みなさんどれだけ分かりましたか。「わかるひと」と校長先生がたずねた時も,なかなか手が挙がりませんでした。
子どものころからずっと瀬戸に住んでいた人なら,瀬戸弁の「基本のき」だったかもしれません。
今年は,言葉の大切さを伝えることを,めあてとしています。
その土地独特の言い回しや言葉の中には,とてもすてきなものもあります。瀬戸弁はどちらかというときたない言葉が多いとよく言われますが,「もうやっこ」なんて言葉は,とてもやさしく,今使ってもきっと優しい気持ちで心と心を通わせられるのではないでしょうか。
生まれた土地の言葉,おうちでもときどき話題にすると,おうちの方の幼かったころの話やその地域のよさなど,たくさんのことに話が広がり,子どもたちにとっても生きた勉強になるのではないでしょうか。