つばめが来ました。
- 公開日
- 2019/04/11
- 更新日
- 2019/04/11
学校・学年ニュース
つばめがやってきました。
私はなぜか、いつもこの詩を思い出します。
中学校で勉強された記憶のある方もあるのではないでしょうか。
『北の春』 丸山 薫
どうだろう
この沢鳴りの音は
山々の雪をあつめて
轟轟(ごうごう)と谷にあふれて流れくだる
この凄(すさ)まじい水音は
緩(ゆる)みかけた雪の下から
一つ一つの枝がはね起きる
それらは固い芽の球をつけ
不敵な鞭(むち)のように
人の額(ひたい)を打つ
やがて 山裾の林はうっすらと
緑いろに色付くだろう
その中に 早くも
辛夷(こぶし)の白い花もひらくだろう
朝早く 授業の始めに
一人の女の子が手を挙げた
−− 先生 燕(つばめ)がきました