学校日記

修了式 式辞

公開日
2018/03/23
更新日
2018/03/23

校長室より

ただいま、修了証書を渡しました。1年間よく頑張りましたね。今日感じたことですが、礼の仕方がとてもよいです。ぜひ、これからも続けてほしいと思います。
 この1年間で、みなさんは多くのことを経験しました。私も一緒に経験しながら、学ぶことがとても多かったです。
 みなさんは、五感という言葉を知っていますか?人間が持っている五つの感覚です。
 目で見る、耳で聞く、鼻でかぐ、口で味わう、そして手や皮膚で感じる、この五つの感覚です。
 掛川小学校での全校で行ってきた活動は、五感で学ぶことが多いと思いました。冬木先生も、卒業式で「森の学習で学んだこと、というよりも感じたことを大切にして」とおっしゃっていました。
 森の学習は、実際に森の中に入って、森の空気を肌で感じ、水が流れる音や鳥の声を聞き、葉や土のにおいをかいで、日差しを感じて、なかよし班でいろんな調査をしました。
 米づくりの学習では、ドロのにおいや稲の穂のにおいを嗅ぎ、実際に体や手を使った作業を行いました。収穫祭では、お餅を味わいました。おいしかったですね。
 和太鼓でも、耳と体、目を使って、また振動を皮膚で感じて、心と体がひとつになる感じ、みんなの心がひとつになる感じを味わいました。
 その他の授業や行事でも、五感を通して勉強してきたことはあると思います。このように、本物に触れて、五感を通して勉強することは、心に深く残り、生きた勉強ができますね。
 
 これでまた長い休みに入ります。休みも、できれば五感を働かせた生活をできるといいですね。読書でも、時には声に出して読んだり、情景を絵に描いたりするのもいいです。また、リコーダーや鍵盤ハーモニカを演奏するのもいいと思います。あるいは、家族と話をしたり、家のお手伝いをしたり、時には外へ出て春を感じたりして、いい春休みを送ってください。

 それでは、また4月に元気に会いましょう。