11月22日(月)朝礼にて
- 公開日
- 2010/11/25
- 更新日
- 2010/11/25
校長先生より
この日は、朝から雨模様でした。表彰の予定を変更して、「傷」について話をしました。……
人間には、「体にうける傷」と「心に受ける傷」があるのです。頭のてっぺんから爪先まで、すべて親からもらった大事な体です。自分で転んで擦り傷くらいは、すぐに治りますが、友達同士、危険な遊びをしていて、取り返しのつかない「ごめんなさい」で済まされない大けがにつながることがあります。…
最近、おもちゃの空気銃(エアガン)で一緒に遊んでいた時、打った弾が友達に当たってけがをするということがありました。BB弾という弾が飛び出して、人に向けて打つと、目に入って失明したりする大変危険なものです。校庭にも、時々、カラフルな弾が落ちています。エアガンを持っている人は、人に向けて打ったり、外に出て打ち合いをしたりすることは、絶対にしないでください。これは、約束です。
もう一つは「心に受ける傷」のこと。一人の子に対して、何人かで嫌がらせをしたり、その人が嫌がる「あだ名」をつけて面白がったり、わけもなくその人を避けたりすることをしていませんか。もし、それに近いことがあれば、それは「いじめ」です。その場で、すぐに言い返したり、怒ったりできない人にとっては、本当に辛いことです。悲しいことです。学校が楽しくなくなります。これは、目に見えない「心の傷」になります。
先生は、子どもたち一人一人、どの子にとっても「楽しい学校」でなければならないと思っています。「体の傷」も「心の傷」も、一人一人がよく考えて行動すれば、避けられることです。自分の体と心を守ることはもちろん大事ですが、自分以外の人のことも考えられる人間になってほしいのです。…… 子どもたちは真剣に聞いていました。どうこれから考えて行動できるのか見守りたいと思います。