第3学期始業式
- 公開日
- 2010/01/08
- 更新日
- 2010/01/08
校長先生より
「明けましておめでとうございます」の新年の挨拶から始めました。朝から雪がちらちらして,身が引き締まる始業式です。「寒さがこれから本格的になり,一年で一番寒い時期に入るので体調を整えて,この時期を乗り切りましょう。」と,まずは,元気で過ごしてほしいことを伝えました。その後,「私自身の子どもの頃の正月は…」と,数百円のお年玉で「手まり」を買って,それを宝物にして大事に大事に扱ったことを話しました。昔は,お正月は特別な日であったのです。
この話から年の初めに,子どもたちに伝えたい,こんな子であって欲しいと,二つのことを話しました。
1つめは,「物を大切にしてほしい」こと。…昔のように,お正月を待たなくても,欲しい物が比較的簡単に買ってもらえ,「物を大切にする気持ち」が薄れているように思うのです。名前のない落とし物がたくさんあります。「なくしたら,また次のを買えばいいという人がいるようです。世界中には,学校へも行けず,鉛筆1本も買えない子どもたちがたくさんいることを忘れてはなりません…と。
2つめは,「今しかできないことは,今やろう」…子どもの時にしかできないことは,子どもの時に思い切りやりたいものです。部屋の中で,テレビゲームばかりやっていて,ゲームの中のキャラクターを友だちにしていては,人と交わることができなくなってしまいます。外へ出て,いろいろな人と交わる中で,たくさんのことが学べます。
大いに遊んでください。友だちをつくってください。…
最後に,3学期はとても短いので,学年のまとめをしながら,次の学年に上がる準備をするように結びました。