1955年 今井鎌三郎胸像除幕式 昭和30年
- 公開日
- 2019/07/18
- 更新日
- 2019/07/18
下品野小の歴史
昭和30年12月10日には、初代校長の今井鎌三郎先生の胸像の除幕式が行われました。上の写真左上が当時の胸像です。右上が芝生広場にある今の胸像です。まったく変わりがありません。上の写真の下が来賓玄関にある石こうで作られた胸像です。下の写真が除幕式の様子です。
第11代早川治郎校長先生(昭和25年から31年3月まで)は以下のように記されています。
今井先生の胸像、二宮金二郎の銅像があったが戦時中に供出され、その後、陶製の像が寄贈されていたが、ボールが当たり破損した。基台は立派であるため、初代校長の胸像を立てることになった。教え子のお骨折りで供金も集まり、職員室の写真をもとにして水南町の彫刻家能見八重夫さんに依頼した。少し太りすぎのようであるが感じがよくできているという話であった。毛布に包んで大切に黒崎の鋳造屋へ運んだ。値段は覚えていないが高いなあと思った。
ここで、いくつかの疑問がわいてきます。
○ 戦時中の提出された胸像、昭和30年までの陶製の胸像は、いつ、だれが作ったのか。
○ 芝生広場にある胸像と来賓玄関にある胸像との関係は。
能見八重夫さんは来賓玄関の石こうの胸像を作り、それをもとに芝生広場の銅製の胸像を作ったという推測ができます。
歴史ある下品野小学校です。