「はやぶさ」講演会
- 公開日
- 2012/01/22
- 更新日
- 2012/01/22
はたとうの風
昨年の秋に、小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジンの開発に携わった國仲先生の講演会を聞き、國仲先生のメッセージ:「決まった未来はない。・未来は創るものである。・もう一つ、挑戦しなくては未来は拓かない。挑戦なくして、未来はない。」をお伝えしました。
20日、この「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めた川口先生の講演を聞く機会がありました。
(※昨年秋の「HAYABUSA」の映画の中では、佐野史郎さんが演じました。2月の「はやぶさ」映画では渡辺謙さんが、3月の「おかえりはやぶさ」では三浦友和さんが演じます。)
講演では、映画では伝えきられていない「はやぶさ」の使命:小惑星イトカワに行って表土を地球に持ち帰って来るというサンプルリターンの意義や価値、川口先生たちのプロジェクトチーームの心意気、先生自身の子どもの頃から学生時代の時のこと、人材育成にかかる話、これから日本が目指すことについて等の多くのことや、その他(こぼれ話も)を聞かせていただきました。学校の組織や学校教育に通ずる内容であり、明日からの日々の活動に生かしていきたいと思いました。
〈講演メモより〉
・世界初を目指した。目標と手段がオリジナルであることが誇り。NASAもためらうようなチャレンジリングな計画をした。
・エンジニアは現場に足を運ぶことが必要。現場に行けばすぐに分かることがある。現場の緊張感を知ることも大事。
・みんなの夢の実現の場であったから、意志決定ができた。
・学んだこれまでのことは練習問題。やれることを見つけて挑戦しなければ成果は得られない。イノベーション。学校の勉強は教科書に書いてあることの理解度をチェックし、速いか遅いかを測っている。
・あまのじゃくのススメ。人のやらないことをやる。発想、着想、独創
・見える水平線を広げるには一歩上へ。挑戦を忘れてはいけない。
・タイの切り身よりもメザシであれ。
・人材育成で大事なことは「一流、二流、三流を識別すること」。
・若い人には、どんな小さいことでも任せること。
・若い人と共同作業をして、議論を通して、知識や技術を伝えていく。
・失敗をしなくては分からないことがある。無知の知を知る。成功だけでは教訓にならず
・製造の国から、創造の国へ
・小中学生の頃の周りの環境に、知らず知らずに影響を受けた。…
【これから、放映される「はやぶさ」関係の映画パンフレット】