5日の月曜集会
- 公開日
- 2011/12/05
- 更新日
- 2011/12/05
はたとうの風
12月4日から10日(土曜日)までは、『人権週間』といって、相手のことや思いやりの心の大切さについて考える一週間です。
駅や乗り物の中で、こういうポスターを見かけませんでしたか。
この女の子は、どんな顔をしていますか。
嬉しそうではありませんね。涙を流し、悲しそうな表情をしています。何があったのでしょう。つらいことがあったのかな?
前に、先生から『自分が、されていやなことはしない』というお話をしました。そして、クラスで「いやなこと」を3つずつあげてもらいました。
学校全体で3番目に多かったのは、「仲間はずれ」。仲間に入れてもらえなかった子がいたのです。2番目は、「ぼうりょく」。他の人から、おされたり、たたかれたり、そんなことがあったのです。
1番多かったのは、「悪口」。どんな悪い言葉を言われたのでしょう。
あれから一か月が過ぎたけれど、みんなのクラスでは、今でも仲間はずれや暴力が続いているかな。悪口が多いでしょうか。
この女の子も、仲間はずれにあったのかもしれません。誰かにたたかれたり、いやなことを言われたのかもしれません。
もし、みんなのクラスに、こういう悲しい気持ちでいる子がいたらどうしてあげますか?
そのことも、先生はお話をしました。『自分がされてうれしいことをしてあげる』でしたね。
この間、先生にはとてもうれしいことがありました。
プランタから土を出していた時のことです。2年生の男の子が、「先生、ぼく手伝うよ。」と言ってくれたのです。その一言で、とても元気が出ました。先生も、その子に見習って、人に元気や勇気の出る言葉をかけようと思いました。
そう言えば、交通安全集会で指導員さんやパトロールをしている人たちも言っていましたね。みんなの「おはようございます」の声で元気になるって。
反対にみんながあいさつをしない時、とても悲しい気持ちになってしまうそうです。みんなにはそんなつもりはなくても、あいさつを返さずにいたことが、おじさんたちをとてもさみしくさせてしまったのです。
だから、喜んでもらえるように「おはようございます」「こんにちは」の言葉を、おじさんたちより先にできるといいですね。
クラスの中で、つらい気持ちになっている子に気づいてあげましょう。そして、みんなで「うれしい気持ちになること」をして、みんながニコニコ笑顔でいられるようになってほしいと思います。
クラスに、この二つの言葉を書いたカードを渡します。心構えにしてください。