雨の日マナー
- 公開日
- 2011/09/26
- 更新日
- 2011/09/26
はたとうの風
少し前に「江戸しぐさ」ということが話題になりました。
これは、江戸時代の人たちが、暮らしを良くするために互いに心がけていた事柄(しぐさ)のことです。
その一つに、「傘かしげ」があります。雨の日、人と人が道ですれ違う際、互いの傘がぶつかったり、相手に雨のしずくがかかったりしないように、少し気を使って自分の傘を外側へ傾けることです。
この「傘かしげ」の他にも、「肩引き」「こぶし腰浮かせ」「七三の道」などがあり、現代社会にも十分に通ずるマナー、思いやりの行いとして『江戸しぐさ』が注目されたのです。
雨降りの日、傘をさして登校してきた子どもたちは、玄関前で傘を回したり、開いたり閉じたり、トントンと振ったりして傘に付いている水を切ります。
この時、水がかからないように、他の人に気を配ってやるのが「雨の日マナー」。加えて、学校の場合は大勢の人がせまい傘立てを使うので、傘を丸めてフックを止めることが大切です。
こうしたマナー・しぐさは、その都度教えなければなかなか身に付いていきません。
26日(月)の朝、写真のように全員の傘がきちんとしまわれている学級がありました。その学級の日々の指導と子どもたちの心がけに感心しました。
これからも、学校、家庭、地域における様々な場面で「マナー・思いやりのしぐさ」を子どもたちに伝えていきたいと思います。よろしくお願いします。