明るく、強く、優しく
- 公開日
- 2011/04/07
- 更新日
- 2011/04/07
はたとうの風
満開の桜の下、74名の新一年生が希望を胸に抱いて入学しました。どの子も春の花のように輝いてみえました。このかけがえのない子どもたちのこれからの六年間の小学校生活が楽しく、充実したものになるように願って話をしました。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
新しい1年生、74名のみなさん、今日から幡山東小学校の一年生です。入学、おめでとう。
これから、幡山東小学校での生活が始まります。今のみなさんの様子は、春の花のように生き生きとしています。顔にも、「がんばるぞ」という気持ちが表れています。
ここで、みんなに問題を出します。
この中に、学校に咲いている花の写真があります。何の花かを当ててもらいます。ヒントを言いますよ。分かったら、手を挙げてください。
1 黄色のかわいらしい花です。
2 高さは、あまり高くなくて、地面のあちらこちらに咲いています。
3 しばらくすると花が白くなり、毛のようなものを周りにふわふわ飛ばします。
もう、分かったかな。みんなで、花の名前を言ってみてください。
「(タンポポ)」
当たったかな。本当に、タンポポでした。よく分かりましたね。
こんなに賢い1年生は、今まで見たことがありません。みんな、素晴らしいですね。
校長先生はタンポポを見ていて、みんなにタンポポのようになってほしいと思うことが3つあります。
1つは、タンポポの花は黄色で、とても明るい感じです。タンポポのように明るい子であってください。
2つ目はね、タンポポは地面の中に、しっかりと根っこを張って、とても丈夫なのです。暑さや寒さ、大変なことがあっても、頑張って、また元気で伸びてきます。みんなには、タンポポのような強さも持ってほしいと思います。
最後の3つ目です。タンポポは周りにふわふわって綿毛の種を広げていくでしょう。タンポポの綿毛ように優しい気持ちを周りに広げてほしいと思います。
タンポポのように、明るく、強く、そして周りの子に優しい子になっていきましょうね。
そうすれば、とってもよいことが起きます。前の一年生がこういう作文を書いてくれました。
「—たのしかった一年生— ぼくは、一年生になって、ともだちがいっぱいできて、みんなといっしょに、たくさんあそべるようになりました。ほんとうに、みんなとあえて、うれしかったです。先生にもあえてうれしかったです。なぜかというと、なにかをおしえてくれて、やさしいからです。だから、先生にあえてよかったです。」
新しい友だちができる。みんなと一緒に遊べる。楽しく、先生と勉強もできるのです。
明日の朝、幡山東小学校にいる323名のお兄さん、お姉さんがみんなここに集まって、みなさんを迎えてくれます。そして、いよいよ学校が始まります。
時間に間に合うように、自分で起きて、自分で服を着て、学校へ行く準備をして、がんばって歩いて来てください。
みんなの学校へ行く様子を、あちらにいらっしゃる地域の人たち、警察の駐在さん、交通指導員の人が見守ってくれます。朝、会ったら元気よく「おはようございます」のあいさつを言いいましょう。
これで先生の話を終わります。