学校日記

夏休み間近、夏には “三智”を

公開日
2010/07/15
更新日
2010/07/15

はたとうの風

人の世に三智がある     学んで得る智    人と交わって得る智  
みづからの体験によって得る智が   それである      —藤村—

明治の文豪、島崎藤村は、人の成長には「自学」「交流」「体験」によって得られる『三つの智』が必要であり、大切であると述べています。

本年度、本校は教育目標として「自ら学ぶ力と豊かな心をもち、心身ともにたくましい幡東健児」の育成を掲げました。一学期はこれに基づいて「自学・交流・体験」を重視し、教科の学習や集団での活動を進めてきました。

とりわけ、学期末に実施した「児童会のスタンプラリー」や「お年寄りの方々との歓談」は、相手の気持ちになって考えたり、協力したり、奉仕することの大切さを学ぶ意義深い異年齢交流、世代間交流の体験活動となりました。

子どもたちの楽しみにしている夏休みが間近です。42日間の夏休みは、“三智”を得る絶好の機会です。生活の中心が家庭に移りますが、子どもたちが興味のあることに没頭する、普段できない社会体験や自然体験をする、いろいろな経験のある人と出会って話をするといった機会を作っていただきたいと思います。

心理学者で元文化庁長官であった故河合隼雄氏は、子どもたちに課す夏休みの宿題として、祖父母・親戚知己の高齢者の方を訪ねてゆき、子ども時代の思い出話を聞くということを挙げています。心の結びつきが生まれ、互いによい発見ができるので、ぜひお勧めいたします。

私どもも、二学期からの子どもたちのより豊かな学校生活のために、この期間にできる限り多くの「自学・交流・体験」を積んで“三智”を得ていきたいと思います。