桜切る・・・
- 公開日
- 2014/02/19
- 更新日
- 2014/02/19
校長のこちょこちょ話
昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあります。桜は剪定せずに「ほったらかし」でよいと言う意味ではありません。このことわざは、梅は「剪定しないといけない」ということを強調することわざです。桜には、テングス病など病気の他に、樹形をみだす徒長枝(樹木の幹や太い枝から上方に向かって真っ直ぐに長く太く伸びる枝)が発生します。これらを剪定しないと病気の蔓延による衰退、他の桜への感染、放置の結果枯損することで枯損部位からの腐朽につながります。思い切って枯れ枝・からみ枝(交差枝)・ふところ枝(こみ枝)・徒長枝など不要な枝は、剪定すべきです。剪定した後には、ペースト状の殺菌剤を塗布します。また、殺菌剤だけでは数ヶ月すると効果がなくなるので、木工ボンドや墨などを切り口に塗布したりします。本校でもシルバーの方による剪定が行われました。これが剪定後の桜の画像です。4月には暖かく新入生を迎えてくれることでしょう。