教育委員訪問
- 公開日
- 2013/07/01
- 更新日
- 2013/07/01
校長のこちょこちょ話
7月1日(月)瀬戸市教育委員会教育委員の松本恵美子さんの訪問を受けました。小中学校の教育現場に出向いて生の声を聞きたいということで教育委員さんが分担して各小中養護学校を訪問されています。
5時間目の授業を観ていただきました。私からはこれからの水無瀬中学校のめざすものについて語らせていただきました。(後述)また、PTA会長、母親代表さんとは、不登校生徒、施設などについて懇談されました。
「これからの水無瀬中のめざすもの −親、子、教師 それぞれの心−」
1 授業中の態度に関して
○親 「先生の話をよく聞きなさい」
○子 (学級日誌に)「今日は静かでよかった」または、「今日は騒がしかった」
○教師 「よく聞いてないとわからなくなるよ」
先生の話をよく聞けば、早く正確な解き方がよくわかる→成績がよくなる→いい学校、会社に入れる。果たして、今の時代、これでいいのだろうか。親も子も教師も捉え違いをしている場合がある。授業は『学び合い』でなければならない。テニス型(先生と生徒が1対1)の授業でなく、バレーボール型(先生の問いに対して生徒同士のやり取りが生まれる)の授業でないといけない。
2 野村教育長の講演より
『学び合い』とともに大切なのは『支え合い』だと考える。
瀬戸市の養護学校の校歌にこんな歌詞がある。
♪一人じゃできないこともあるけど 支えあい 勇気を出そう
『支え合い』ってどんなことだろう。養護学校の生徒達は誰かを支えることができるのだろうか?頑張って生きる姿に先生たちは毎日勇気や元気をもらうことができる。実際に手を差し伸べて支えることはできなくても、精神的な支えができる。
3 クラス替え、グループ分け
○子 あの子と仲がいいから一緒のクラスに
○親 あの子とトラブルがあったから別のクラスに
○教師 それぞれの要望は理解できる。でも、できないこともある。
『支え合い』を考えるとき、トラブルのあった者同士をあえてくっつけて、お互いトラブルを起こさないようにする、と前向きに考えてはどうだろう。たとえば修学旅行のグループ分けをあえて、くじ引きにすることで、新しい友達ができる。気の合うもの同士を組んだり、トラブルを起こさせない配慮ばかりをするのでなく、時には人間関係を築く練習をさせるため、支え合えるようなグループを組む。そんな冒険もありかなと思う。
4 親、子、教師の見つめる方向について
親、子、教師が個々の関係で見ていくと、互いに悪いところが見えやすい。そうではなく、みんなが「子供の将来」という同じ方向を見ていくとよい方向に進んでいくと思う。
5 いつもの
「ABCDの原則」と言っています。すなわち、
A・・・・当たり前のことを
B・・・・ばかにしないで
C・・・・ちゃんとできる人が
D・・・・できる人