学校日記

カピタ50周年

公開日
2013/05/16
更新日
2013/05/16

校長のこちょこちょ話

 5月14日(火)の午前中、聖カピタニオ女子高等学校の創立50周年の記念式典が行われました。聖カピタニオ女子高等学校といえば地元で古くから「カピタ」の愛称で親しまれている女子校です。「もう50年も経つのか」と私としては感慨にふける思いで参加させていただきました。
 受付を終えると生徒に笑顔で「おはようございます」と出迎えられ控え室まで案内されました。おそらく、あいさつをするようには事前に指導されていたと思うのですが、「笑顔で」は生徒が自分でそうしたことではないでしょうか。指導されていない、気持ちのこもった笑顔がすてきでした。
 式典では、聖書の朗読やあいさつ、歌などがありました。式辞の中でフランチェスカ理事長先生が、50年前に瀬戸の地に一粒の(教育の)種を植えた二人のシスターの気持ちを流ちょうな日本語で語られました。式辞が終わると盛大な拍手が起こりました。私は式典で拍手が起こるのは初めての経験でした。理事長先生のお話に心を打たれた生徒が思わず拍手をしたのだと思います。小池校長先生からは、「一人ひとりを大切にする気持ちで育ててきた生徒があちらこちらに美しく咲いている。」というお話がありました。お話が終わると、拍手がパラッとありました。式典で拍手はないという気持ちと話に共感したので拍手をという二つの気持ちが交錯したのでしょう。心を打たれたら拍手をする、式典だから拍手はやめよう、共感したの拍手をしよう、みんな拍手をしないのでやめようこれは、とっても素直な生徒の気持ちです。
 出迎えの笑顔、式典での素直な気持ちを出会うと生徒一人ひとりを大切にして教育されている先生方の姿を垣間見ることができました。あいさつは心ですね。