G組校外学習(焼き物の旅)(11月11日)
- 公開日
- 2020/11/11
- 更新日
- 2020/11/11
やきもの
校外学習へ出かけました。見学地は3つです。三峰園窯、小長曽陶器窯跡、愛知県陶磁美術館です。どこも”窯業”と関係の深いところです。
三峰園窯では、作業内容によって行う場所が違うこと、栃渋の汁をつけて仕上げをすること、自分で道具を作っていることなどを聞きました。実際に土を練り、電動ろくろで茶わんを作るところも見せてもらいました。作業をしながらも、生徒たちの質問の受け答えをされており、職人技を目の当たりにしました。また、絵付けをするところも見せていただきました。筆を走らせ、あっという間にカブやひょうたんの絵を描き上げる様子を生徒は食い入るように見ていました。
小長曽陶器窯跡は、室町時代に作られた窯です。知らなければただの穴です。しかし、美術教師の説明により、火を炊いた場所や煙突などから、生徒は当時の人の様子を想像していました。近くで出土した当時の陶器も手に取ってみていました。
愛知県陶磁美術館では、お昼ご飯を食べ、午前の見学のまとめをしました。学んだことをしおりいっぱいに書き込んでいました。予定では本館だけの見学の予定でしたが、時間があったので西館で陶器の狛犬、南館で県内の焼き物の展示も見ました。そのあと、学芸員さんに企画展の「YAYOI」についてレクチャーを受けました。縄文土器との違い、弥生時代の物なのにオシャレで現代でも使えそうなデザインであること、同じデザインで違う材料で作られているものを写真を交え教えてもらいました。展示会場でそれらを実際に見ました。今も絵付けで使われているベンガラが弥生時代から使われていることがわかりました。さらに、常設の展示物について、学芸員さんのおすすめを教えてもらいました。レクチャーを受けたので、ただ見るのではなく、鑑賞する視点が生徒にできていました。
この校外学習で学んだことを今後の窯業の作品づくりに生かしていきたいと思います。