学校日記

給食週間について(校長)

公開日
2008/01/21
更新日
2008/01/21

校長先生メッセージ

 今日は暦の上では、大寒です。1年中で一番寒い時期だと言われています。朝や長い放課など外で元気に遊んでいる姿がとってもたくさん見ることができます。仲良く学年を超えて、なわ飛び、一輪車、鬼ごっこ、サッカーなど楽しく遊んでいる姿はとってもうれしく感じています。
 さて、今日は給食についてお話ししたいと思います。
 毎月学校の給食の献立が配られています。読んでいますか。今月の献立に1月24日から30日は給食週間です、と書いてありました。その下の欄の言葉を読んでみたいと思います。
・・・第2次世界大戦の後、食べるものがなく困っていた日本の状況を見かね、・・・・記念して決められました。・・と書いてあります。
 今から60年くらい前、大きな戦争があり日本は負けてしまいました。人々は、毎日食べるものにも困る、多くの子ども達が学校に行けないという状況でした。当時の6年生の子は、現在の4年生くらいの子の体格しかなかったそうです。それを見て、世界の国々から、せめて子ども達だけでも栄養のあるものを食べさせて、ということで給食用の物資が送られてきて給食が再び始まったのです。それを記念して給食週間がもうけられました。送られてきたものは、小麦粉、脱脂粉乳、缶詰などで、献立は、脱脂粉乳とコッペパンがメインでした。それまでは、お昼も食べられない状況でしたので、日本中の人は喜びました。先生の子どもの頃まで、世界中からの援助は続いており、脱脂粉乳は飲んでいた記憶があります。(今の牛乳と比べるとあまりおいしくはありませんでしたが・・)
 その当時を振り返ってみると、食べるものはどれも貴重なもので、ご飯などは、米粒1つ残すな、残せば一生懸命作っているお百姓さんに申し訳ない、としかられたものでした。
 では、今はどうでしょう。みなさん食べ物を大切にして食べているでしょうか。嫌いなものを平気で残していませんか?たくさん食べられるのが当たり前と思っていませんか。世界で3億人の子ども達が飢えで苦しんでいます。実に日本の人口の3倍です。今一度、食べているものに感謝して、食べること、食べ物について考えてみましょう。
給食週間中は、瀬戸に関係した献立や材料が使われるそうです。味わって食べてください。