梅雨ってどんな意味?(校長)
- 公開日
- 2007/06/18
- 更新日
- 2007/06/18
校長先生メッセージ
先週から梅雨になりました。気象庁というところが14日に、東海地方も梅雨に入ったとテレビなどでいっていました。学校では、ちょうど萩山ラリーの日でしたね。でも、その次の3日間は晴れで雲ひとつない日もありました。
さて、梅雨(つゆ、ばいう)という言葉ですが、なぜ雨が降り続くこの時期のことを梅雨というのでしょう。梅という言葉を聴けば、冬の寒い時期に一番早く花を咲かせる木のことです。梅とどういう関係があるのでしょう。疑問に思ったので調べてみました。
梅雨(つゆ、ばいう)という言葉はもともと中国から来た言葉でした。季節をあらわすときに使う言葉として、花が咲いているときの言葉を使うことが多いのですが、たとえば、桜の花が咲く春、4月とか、2月の梅の花とかがあることは知っていると思います。うめのあめと書く梅雨の梅は、実は梅の実のことを言っています。ちょうどこの時期に梅は実をつけ黄色く熟します。中国にある大きな川の付近でちょうど梅の実が熟す時期に雨期があり、それを梅雨(ばいう)と読んでいたそうです。これが日本に伝わって、梅の実が熟すころの長い雨の時期を梅雨(ばいう、つゆ)と呼ぶようになったのです。
調べていくと、もう一つ意味がありました。カビが生えやすい時期の雨という意味で、黴雨(ばいう)。黴はカビという意味です。カビでは語感がよくないので同じ読み方で季節に合った「梅」の字を使い、梅雨になったという説もありました。
とにかく、この時期は雨も多く、じめじめしてとっても過ごしにくくなります。食べ物もほっておくとカビがすぐに生えてきます。食中毒が多く起きる時期でもあります。廊下も、とても滑りやすくなることもあります。朝、放送委員の人が、“今日は雨です。教室で静かに過ごしましょう”と呼びかけてくれていました。健康で、安全に過ごせる方法も考えてほしいと思います。