学校日記

如 月(校長)

公開日
2007/02/19
更新日
2007/02/19

校長先生メッセージ

 今年は暖かい2月です。1年で一番寒いときなのですが、この冬は元気に乗り越えられそうです。
 2月の昔の月の読み方は、如月(きさらぎ)といいます。この名前は、暖かさで、一度脱いだ着物を寒さが戻ったときにさらに着なおすこと。着更衣(きさらぎ)と呼んだことが始まり。「生更ぎ」という意味で、草木が生えてくるという考えもあるそうです。このように本当は2月は、寒くなったり、暖かくなったり温度の上がり下がりが激しい月です。全国的にも、雪が毎年多い地方も雪があまり降りませんでした。
 先週の火曜日にユニセフ集会がありました。6年生が劇をしてくれました。その後は、ビデオの上映。劇は、恵まれない国に住んでいる子どもたちの現状でした。学校へ行きたくても行けない。働かなければ生きていけない。そんな国へ生活の基盤になる水を得るための井戸を掘りに行く。そして、結果的には学校に行けるようになったようすがよくわかりました。今、1年間に5歳以下の子どもたちが1100万人なくなっているということ。これは実に、日本の首都の東京の人口と同じです。瀬戸市の人口と比べると100倍近くの数です。その1100万人のほとんどが、肺炎、下痢。薬さえあれば、きれいな水さえ飲めればという状況の下でなくなっていくのです。日本では考えられません。  先週で募金活動も終わりましたが、ただ募金すれば良いというのではなく、世界中の中には、学校に言って勉強をしたくてもできない子どもたちがいっぱいいること、食べるものもなくても、精一杯生活している子どもたちがいること、そんな子どもたちと比べて、日本の子どもたちは、自分が勉強でき、満足した食事ができる環境にいることがいかに幸せなことかを、考えたり気付いたりしてほしいと思います。