人権週間のお話(校長)
- 公開日
- 2006/12/11
- 更新日
- 2006/12/11
校長先生メッセージ
12月に入り、2学期もあと2週間となりました。12月は、師走といって、1年の最後の月でとってもあわただしい月です。先生と名前がついている職業の方々やお坊さんなど特にあわただしく走り回る月ということで師走と名づけられています。
皆さんも1年間のまとめをする月です。2学期間を振り返って、ちょっと、まとめがしっかりとしていなかったなと思う人は、あわただしくなるかもしれませんが、まとめをしっかりとやりましょう。できたところも、もっと最も伸ばすようにがんばってください。
さて、12月4日(月)からの1週間は世界人権週間でした。世界中の人が手を取り合い、誰とでも分け隔てなく生活を共にできることを目指して設定されています。先週中に、各クラスでも担任の先生から人権についてのお話を聞いたと思います。
人権とは、すべての人は、同じように生きていく権利を持っているということ。顔、性格、生活環境などでは差別されない権利を持っているということです。どの人も、平等なんだよ、ということです。では、人権を守るということはどんなことでしょう。
それは、皆さんが優しい心を持ってほかの人を思いやる気持ちを持った行動をしていくことです。困っている人に、“どうしたの”“手伝おうか””心配しないで“と声をかけて助けてあげる気持ちです。優しいという漢字はにんべんに憂い(うれい)と書きます。にんべんは人、憂いは心配するという意味です。すなわち、ほかの人を心配する気持ちを持って行動することが優しさなのです。自分以外の人のことをやさしく心配してあげる心=優しい心なのです、違う言葉で言うと思いやりの心なのですね。世界中のすべての人が、優しい気持ちをもてば、戦争もなくなるし、学校ではいじめもなくなるでしょう。そんな世の中をみんなの気持ちがひとつになってつくっていきたいですね。(写真は特殊教育展の表彰の様子)