4/8 入学式での保護者あいさつ
- 公開日
- 2017/04/08
- 更新日
- 2017/04/08
校長先生より
保護者のみなさん、お子様の入学おめでとうございます。
みなさんは、子どもの頃、紙飛行機を飛ばした経験があることでしょう。うまく飛ばそうとして飛行機の先端をなるべくとがるように折ったり、左右が対称になるようにきちんと二つに折ったり・・・・・。また、飛ばす角度や速度、羽根のバランスを調整したり・・・・。いろいろと工夫したことでしょう。しかし、まったく同じように折っても、まったく同じように飛ばしても飛び方は同じではありません。子育ても同じではないでしょうか。私も三人の子どもを育てましたが、同じことをしても受け止め方は三者三様で、戸惑ってばかりの子育てでした。そこには個性があるからです。その個性を上手に引き出すことが子育てでは大切なのではないでしょうか。紙飛行機も速く飛ぶことが得意な飛行機、長い時間飛ぶことが得意な飛行機、くるくる回ったり、宙返りが得意な紙飛行機・・・いろいろな個性があります。お子さんも走ることが得意なお子さん、お話が好きなお子さん、辛抱強いお子さん、世話好きなお子さん・・・・いろいろな個性があります。その個性を引き出し、伸ばす。そんなことを意識してみてください。「あの子は計算が速いけどうちの子は」「あの子ははきはきしているがうちの子は」「あの子は積極的だがうちの子は」などと他のお子さんと比べてしまうとせっかくお子さんが持っている個性を引き出しそこなったり、伸ばしそこなったりしてしまうかもしれません。
最後に、お子さんのことで気になることがありましたら、どんな些細なことでも構いませんから、担任の先生にご相談ください。モンスターペアレントといわれるのではないかと心配されないで、気になることをすっきりさせることによって、家庭と学校がメビウスの帯を作って一回り大きな輪にしていきましょう。