水の事故から命を守る〜着衣泳〜
- 公開日
- 2007/07/23
- 更新日
- 2007/07/23
校長先生より
7月19日(木)第3時限、5年A組の体育の授業で「着衣泳」を行いました。担任は、林美鈴先生、体育が専門で、今まで何度もこの「着衣泳」の指導をしてきているベテランです。夏休みに入る前に、是非やりたいという話を聞いていたので、私も、見せてもらうことにしました。準備体操から始まり、身体を水に慣らす事を、いつも通りに進めていきました。バタ足、水中をぐるぐる歩き回ることなど、子供たちは嬉しそうに水しぶきを上げています。そして、数分自由遊泳を行ったあと、ホイッスルが鳴り響きました。全員プールサイドに上がり、先ず、林先生から「着衣泳」のねらいを聞きました。この学習は、大変危険なので、真剣に取り組むよう注意もありました。そして、用意してきた衣服を身につけ、入水の準備をしました。入水の仕方ー両手を大きく左右に伸ばし、両足を前後に開く、つまり、両手両足が十文字になるように、水中に入ると、万一の場合、水底まで沈んでいかないとのこと。イメージトレーニングをしたあと、その形で跳び込みました。そのあと子供たちは一生懸命泳ごうとしますが、衣服が身体にまとわりついて泳げません。衣服の抵抗で、すべての動作が行いにくくなっていることを体感したようです。次に、「水の中に不意に落ちたとき」の状態を体験させました。写真のように、前の人の肩に捕まり、絶対に手を離さないようにという指示で、林先生が先頭の児童を水中に落としました。ここで、慌てず、ゆっくりと伏し浮き立ちができるといいわけです。プールサイドに上がってきた子供たちは、初体験に得した表情を見せていました。来年から、高学年の授業に取り入れようと思います。