研究授業〜跳び箱〜
- 公開日
- 2007/06/05
- 更新日
- 2007/06/05
校長先生より
5月31日(木)5時限目,時間に遅れないように体育館に急ぎました。4年A組の体育の授業です。担任は中尾悦江先生。チャイムと同時に,体育係による準備運動が始まりました。フロアーいっぱい使ってのストレッチ運動,馬跳び,手首,足首の運動,大きな声で声を出しながら次々とメニューがこなされていきます。先生からの指示はこの段階ではありません。全体を見ながら跳び箱の準備をしています。時間の無駄も,児童の無駄口もありません。ピィーッと笛が鳴り,グループごとにてきぱきと跳び箱の準備がなされ,その前で整列して座って待ちます。「ローマ(学級)は1日にしてならず…」の実感です。「今日の目標は…」と,初めて先生からの指示が出て,それぞれの目標を確認します。器械運動は,即ケガにつながります。入念に手首の運動をし,踏み切りの仕方,手の付き方,手をつく位置など実際に先生が示していました。いよいよ跳び箱が始まりました。前の人が跳んだ後,並んで待っている者が「123」と声を出してから助走します。「さすが」と感心しました。中尾先生は体育が専門です。45分の授業をいかに気を抜くことなく,楽しく,技能を身につけさせるか,どの場面でも工夫が凝らされていました。全く跳べなかった子たちが,最後には見事に跳べて感動して抱き合うシーンもあり,充実した45分間でした。