昔の子どもの生活(戦争中)
- 公開日
- 2006/11/29
- 更新日
- 2006/11/29
校長先生より
11月22日(水)3・4時間目、3年生全員が和室に集まり、特別授業を受けました、先生は、水野美智雄さんという70歳の方です。長い間、瀬戸で先生をされていた方で、下品野小学校でも2年間、校長を務められました。3年生が社会科で「昔のくらし」を勉強することになりちょうどそのとき、「手作り紙芝居」を使って、子ども達に「昔の話」や「戦争の話」を語り継いでいらっしゃる水野さんの事をお聞きして、今回、お願いして来て頂きました。
3年生の時、名古屋から瀬戸へ学童疎開されてきたとのこと、誕生から中学3年生までの貴重な写真を見せて頂きながら、ご家族の思い出話や妹さんが亡くなった時の話などをお聞きしました。水野さんの紙芝居は、切り絵がメインで、内容は悲惨な戦争時の出来事なのに、ゆったりした語り口なので、穏やかな気持ちで聞けたような気がします。その上、「紙芝居のおじさん」に扮装して、子ども達に「おしゃぶりするめ」まで持ってきてくださり、みんな大感激!私自身も子ども時代を思い出すことができました。昔の子ども達の遊びの紹介をして頂き、「カゴメカゴメ」も全員で楽しみました。一番印象に残ったのは、「コメ」という遊びのルールで、うまくできない小さい子や、初めて遊びに参加する子に対して、失敗しても罰を与えないという特権を与えるというもの。昔の子ども達は、遊びの中で「思いやり」の心を育てていったんだなと改めて感心しました。授業の最後には、たくさんの質問も出て、とても有意義な2時間でした。私自身も学ばせてもらうことがたくさんありました。
水野先生、ありがとうございました。