人権について 〜朝礼にて〜
- 公開日
- 2008/12/01
- 更新日
- 2008/12/01
校長先生より
12月1日(月)今朝の寒さは少しこたえましたが、体育館に集合した子どもたちに「人権」についての話をしました。(概要)
12月10日は世界人権デーです。その前の1週間が人権週間となっています。「人権」とは「人が人間らしく生きるためのすべての権利」のことです。「人間らしく」というのは「一人一人が大切に守られる」ということです。たとえば、安心して生活できる家があること、生きていくために飲む水や食べ物があることもそうです。皆さんは、今当たり前のように食べているけれど、世界のどこかでは食べるものがなくて、飢え死にしている子どもがたくさんいます。そういう貧しい地域の人たちに助けてあげられることは何かなと考えるのことも、大事な事です。
人の顔の表情の中で一番幸せを感じられる顔は?「笑顔」人が笑っている顔ってホッとしますね。自然に笑顔が出るときは、その人も幸せでしょうし、回りの人も幸せになれます。でも、その笑顔が消えてしまうことがあります。「どんなとき?」「いじめられてるとき」「仲間はずれにされたとき」「馬鹿にされたり」「無視されたり」すると、笑顔が消えます。「いじめ」は「人間らしさ」を奪います。「いじめ」の中でも一番悪いのは、集団でのいじめです。誰かがいじめられていると、自分もいじめられたくないから、いじめる側にまわってしまったり、知らんふりをしたりすることがあります。もし、「いじめ」の現場を見たら、「やめろ!」ということ、それができないときは、先生か信頼できる大人に話すこと。絶対そのままにしておかないことを約束してくださいね。
また、言葉の暴力もいけません。言った本人はふざけていただけでも、言われた人は苦しみます。
最後に「自分の人権」だけでなく「他の人の人権」も大事に守らなければいけません。人は一人では生きていけないからです。その人の思いや考え方,経験したことを聴いてお互いわかり合えようと努めたいですね。そうすれば「笑顔」の多い生き方ができると思います。