7/12 1学期終業式式辞
- 公開日
- 2019/07/12
- 更新日
- 2019/07/12
校長先生より
昨日、すごいことに成功しました。新聞やラジオ、テレビでも紹介されたことですが、みなさん、知っていますか。そう、はやぶさ2がリュウグウへの再着陸に成功したのです。
まず、みなさんは「はやぶさ2」を知っていましたか。「はやぶさ2」は初代「はやぶさ」の後を受けて、2014年、今から5年ほど前に日本が発射した小惑星探査機です。人は乗っていません。
「はやぶさ2」が小惑星の「リュウグウ」に再着陸したのです。小惑星は、分かりますか。小惑星と言うのは、太陽の周りを水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星と8この惑星が回っていますが、これらの惑星ほど大きくない惑星のことを言います。小さい代わりに数え切れないほどたくさんあります。「リュウグウ」は、地球から2億5000万キロ離れており、大きさが約900メートルです。その「リュウグウ」への再着陸に成功したのです。
1回目の着陸は、リュウグウの表面の岩石を採取しました。今回の2回目はリュウグウの地下の岩石を採取したのです。地下の岩石は、約46億年前に太陽系が誕生したころのままの姿の物質を調べることができます。これで、太陽系の成り立ちや生命誕生の謎に迫れる可能性があります。
関係者は、「太陽系の歴史のかけらを手に入れることができた。言うことなし。パーフェクトだった。100点満点中1000点だ。」と振り返っていました。そして、「チームワーク以外のなにものでもない」と喜びを表していました。
さて、みなさんはこのニュースを知って、何を感じ、どう思ったでしょうか。
6年生:46億年前の太陽系の岩石を採取できるなんてすごいと思った。やはり、何をやるのもチームワークが大切なんだ。(大拍手)
令和元年7月12日
瀬戸市立下品野小学校長 浅井 大司