学校日記

心に届くあいさつ

公開日
2012/01/18
更新日
2012/01/18

日々のページ

明るい朝陽をいっぱいに浴びながら、今朝も児童会の子どもたち(総務委員)と先生たちとで、「あいさつ運動」が始まっています。

このあいさつ運動は月曜日からやっていますが、だんだん元気のよいあいさつになってきました。地域のパトロールの人たちからも、班できちんと歩き、あいさつも上手ですとほめてもらえました。とても嬉しいことです。

前に「江戸しぐさ」というものが話題になりました。これは、人々が互いに支え合い、助け合い、いたわり合って円満に生活できるように、江戸の人たちの心構えや暮らし方を表したものです。相手への思いやりの心が根底にあります。

この「江戸しぐさ」は子どものしつけについても言い及んでいて、『三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる』という言葉があります。
『九つ言葉』というのは、九歳までには、どんな人にも失礼でない挨拶ができるようにするのが大人のつとめということです。

この『九つ言葉』の解説に、
「挨拶は笑顔、言葉(思いやり)、お辞儀(態度)の三つがそろってこそ相手の心に届きます。挨拶には上下の隔たりなし。挨拶を交わすときは相手が年長者でも年下でも、たとえどんなに身分が高い人でも互角の言葉で応えました。おはようございますと言われたら、おはようございますと返します。」
とありました。

以前から、玄関で子どもたちと挨拶を交わしてきて、自分が「おはよう」ではなく「おはようございます」と声をかけた時の方が、子どもたちから返ってくる挨拶がよくできることを感じていました。挨拶は「おはようございます」なんですね。

また、「朝の挨拶は、今日一日がまっさらな心の状態で、これから何が起こるかわからないけれど、あなたにとって良い一日でありますようにと願う言葉」と記されていました。

明日からの「おはようございます」の言葉に、この気持ちを込めていきたいと思います。