学校日記

夏休み23 講演「楽しい理科学習のために心がけること」より

公開日
2010/08/12
更新日
2010/08/12

日々のページ

17日までは「行事を組まない期間」ということで、これまで行われていた学校関係の活動や先生たちの研修等はいったん休みとなっていますが、学校には外部からの問い合わせ等に対応する職員がいますので、何かありましたらご連絡ください。

先日、出席した研修会で左巻健男先生の講演を聞く機会がありました。左巻先生は理科の指導実績が豊富で、子どもたちが楽しく学べる実験方法や教材の工夫に関する著書が多くあります。
この日、左巻先生は学校現場の先生に『理科の教師魂』を伝えたいという思いで講演されていました。左巻先生が送る熱いメッセージをまとめてみました。

○教師の子どもを誉め、励まし、認める言葉はとても大切!
・小学校5年生の頃、若い先生から「左巻くん、理科がよくできるね」と言われた。最高の言葉だった。今でも忘れられない。それがきっかけで理科の本を読むようになった。そして、理科が好きになった。

○自分の好きなことを見つけさせたい!
・好きなことに取り組むことによって、成績のことだけでなく、主体性が育まれ、人間関係が広がり、道が拓いていく。

○授業をマンネリ化しない!
・子どもたちを前もって作ったレールに載せて進めることが授業ではない。
・未知への探究として、子どもたちと一緒にわくわくしてやることが大切である。
・恐ろしいことは「マンネリズム」。マンネリズムに陥らず、未知なる大自然へチャレンジをしよう。
・今日の授業ではどういう課題を与えていこうかということをいつも考えていた。理科授業オタクと言われるぐらいであってほしい。

○よい理科の授業を!
・授業では「前に習ったことが使えないか」「本やテレビで知ったことが使えないか」「体験や経験で関係していることはないか」と考えさせて取り組ませたい。
・実験や観察を通して、自然の認識を高めよう。
・授業で学んだことを身近な事象と関係付ける見方や考え方を培おう。
・学んだことにより、前より見方が変わり、見える世界が変わる。新しい目で自然の事物・事象を見られるようにしよう。
・目の前のことに疑問を持ち、新たな問題意識が生じるようにしよう。

○これからの課題
・小さい頃から、磁石や空気、生き物に触れる等、自然の基礎体験をいっぱい積ませたい。
・「もっと実感させられないか」を理科の授業で心がけてほしい。夕食の話題に上がるぐらいのおもしろさを与えたい。
・知的なレベルアップもあるけれど、理科の学習の面白さや楽しさ見いだす子どもたちを育てる教師でありたい。

講演は、次第に左巻先生の理科の授業のようになっていき、先生の演示実験に見入ったり、問いかけに考えたりする生徒の私たち。自然事象の面白さを実感させたいという気迫で、なかなかうまくいかなかった実験も最後に見事大成功!会場から拍手が起こりました。実際に『理科の教師魂』を見せていただくことができました。